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ご挨拶

永野 誠
JLL森井鑑定株式会社 代表取締役社長

永野 誠

JLL 森井鑑定は、「長い業歴と信頼を誇る老舗鑑定会社の顔」と、「グローバルな知見と実績を有する外資系の顔」を併せ持つ日本で唯一の鑑定会社として、2016 年に JLL グループとなって以降、新型コロナウイルス感染症流行期間も含め、毎年大きく業績を拡大して参りました。2023 年度も過去最高の売上/利益を更新すると共に、評価件数は 6,000 件を超え、評価総額は.28 兆円に上り、不動産鑑定士及び合格者を足し合わせた専門職も 77 名(2024 年 5 月現在、不動産鑑定士 63 名、合格者 14 名)となり、種々のアドバイザリーのプロを含め総勢 108 名の陣容に至ることが出来ました。また各国の JLL 不動産鑑定チームや JLL 日本の各チームと協働することで、価格時点における鑑定評価(Value Advisory)に加え、マーケットや ESG の観点で将来的なスコープをお示しするアドバイザリー(Risk Advisory)についても取り組んでおり、鑑定評価に留まらない時代が要請する様々な業務で、より皆様のお役に立てる様、更に高い次元でのサービス提供を行っております。

我々が有する不動産鑑定老舗としての強みと外資系としての強みは、換言すれば、日系のお客様そして外資系のお客様双方のニーズや課題に触れることができ、不動産市場の現在と今後をより正確に捉えうるということに他なりません。またそれは同時に、国内及び海外という 2 つのマーケットで、日々、その多様化するニーズにお応えすべく不断の努力を求められているということでもあります。現在、①不動産鑑定分野では、拡充された陣容と新システムを活かした大型バルク案件対応、またデータセンター・セルフストレージ・ライフサイエンス関連の R&D 施設といったいわゆる最新のオルタナティブアセット、及びシニアハウス/病院や学生寮/保育園といった社会的不動産への鑑定力強化、②その他の評価分野では、太陽光発電等の事業評価、及び動産評価やエンジニアリングレポート会社との業務提携によるサービス提供、③リスクアドバイザリー分野では、開発・再開発ニーズに供するマーケットレポートや ESG に関する種々のデューデリジェンスやレポートの提供、④コンサルティング分野では、不動産のほぼ全ての業務に関する JLL のグローバルな知見・経験・最適解の提供を行っております。これからも「総合バリュエーションカンパニー」を目指し、お客様のニーズを迅速かつ的確に捉え、これまで以上にお役に立つことが出来る事業展開を進めて参ります。

我々は、JLL グループの企業目標である Shape the future of real estate for a better world(不動産の未来を拓き、より良い世界へ)のもと、「複雑化する時代や社会のニーズを捉え、お客様の課題解決のお役に立てる先進的な企業でありたい」、「その為には個々の不動産鑑定士が成長出来る様に、様々な鑑定士が色々なことにチャレンジ出来る多様な土俵を提供しうる鑑定会社でありたい」と考えており、常に変革を求め挑戦し続けながら、「不動産」及び「評価」のプロとしてもっとお客様に、そして社会に貢献出来ないかを常に自問しつつ、これからも謙虚に、より中立公正に鑑定評価に取り組んでいく所存です。

どうか変わらぬご愛顧の程、宜しくお願い申し上げます。

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